グアムホテルオークラザ・タワーは、1991 年10 月のオープン以来、グアムでもトップクラスの宿泊施設として評価を高めてきたが、オークラではグアムにおける宿泊施設の運営をデラックス・カテゴリーのこのザ・タワー棟に集約することを決め、スタンダードカテゴリーとして運営してきた「オークラ・アイランド・イン・グアム」を閉鎖した。
宿泊施設の運営をデラックス・カテゴリーに集約することでブランド力の向上を図り、アップマーケットの旅行客の取り込みを強化することで収益性の向上も狙う。
オークラでは、運営をザ・タワー棟に集約するのに並行して客室の改修作業も進めていく計画だ。ザ・タワー棟は全148 室中142 室がスタンダードタイプ、6 室がスイートタイプだが、スタンダードタイプでも客室の広さは45Fで、スタンダードカテゴリーの客室面積としてはグアム島最大のスペースを誇っている。計画ではこの広さを生かしてトリプルルームを強化する。具体的には、これまではエクストラベッドで対応してきたトリプルルーム需要に対し、今後は通常のベッドを3 台常備した部屋を設けて対応する。モニタールームを使った調査ではファミリー旅行者や女性3 人連れの旅行者などを中心に好評を博しており、4 月中には20 室ほどのトリプルルームを用意し、夏休み時期にはさらに部屋数を拡大することも検討している。
4 月1 日より平常運営に戻ったチャペルを中心としたウエディング需要への対応も、オークラ独自の特色をより強調した内容で差別化を図る。特に重視しているのがオークラならではの味覚とサービスの魅力を発揮できるアフターウエディング・パーティーとパーティー用料理。料理についてはグアムのホテルで唯一、日本人パティシエを擁する強みを生かし、ウエディングディナーの際にパティシエ自らが腕を振るうウエディングケーキを提供。またアフターウエディング・パーティーの会場としてタワープールサイドガーデンのほか、海の眺めが魅力の「シェルブルーラウンジ」を利用し、利用者の満足度向上を図る。
ザ・タワーの顧客に比較的多いシニア層へのサービス強化も進めている。例えば、これまで各客室には置いていなかったホテルのインハウスマップを新たに作製し、全室に常備する。このマップはビジュアル中心で誰にでも分かりやすい館内説明を心がけており、今後は同様のコンセプトでビーチウォークのマップなども作製していく予定だ。
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営業部長 川野喜代志氏
セールスマネージャー ブラボー美和氏 |
またザ・タワー棟利用のグループ旅行者の増加に備え、タワーロビーにグループ専用デスクの設置や、チェックインのブリーフィングルームとして宴会場の無料提供などの態勢も整えている。さらに、日本人の営業スタッフ2 名(男性・女性各1 名)の携帯電話番号をグループ添乗員に知らせ、常時対応できる態勢を取る。これによって添乗員が安心して旅行者サービスに専念できる環境をバックアップし、さらには旅行会社側とのコミュニケーションの強化を図り、トラブルの未然防止にも役立てたい考えだ。タワー棟のみでも100室程度のグループには十分に対応できるとしており、質の高いグループ客の取り込みを図りたい考えだ。
オークラでは、ザ・タワー棟への集約を機に、グアムへ直行便が就航している日本の8 都市の旅行会社・航空会社と協力して、「グアムホテルオークラザ・タワー」を使った旅行商品の単独パンフレット展開による販売を各都市ごとに仕掛けている。すでに昨年11 月から一部の都市では旅行会社と共同で単独パンフレット展開を行ってきたが、今後は8 都市全てでの展開を予定。各地域のマーケット事情に見合った商品を旅行会社・航空会社と共同で造成していく方針だ。
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