品質向上プログラムは第2ステップへ

Executive suite, living room
 ウェスティン・リゾート・グアムは、436室の中規模サイズながら1997年のオープン以来常に品質重視のクオリティー・ホテルを志向してきた。よりデラックスなリゾート滞在のニーズを満たすスイートルームフロアー「ロイヤルビーチクラブ」を最上階に設けたり、ファミリー旅行者の快適な滞在をアシストする「ウェスティン・キッズ・クラブ」サービスを行ったり、高品質を支えるアイデアの具体化に取り組んできた。さらに昨年は料飲部門の品質強化にも着手。ウェスティン東京から料飲部長のテリー浜田氏を迎えてグアムのホテルの既存メニューにはない新しい提案を、ウェスティン・リゾート・グアムから発信し始めている。
 さらに今年からは品質強化の目標を次の段階に引き上げ、品質向上の第2ステップを踏み出す計画だ。計画中の第2ステップでは、ウェスティンの世界共通コンセプトでもあるモダンラグジュアリーをより明快に打ち出す。
 ウェスティンは、グアムでも導入している最上の寝心地を追求して独自開発した「ヘブンリーベッド」や、その他、ヘブンリーシャワー、ウェスティンワークアウト(ウェスティン独自のコンセプトに基づくエクササイズルーム)などの独自サービスの開発により、モダンラグジュアリーの最先端を切り開いている。ウェスティン・グアムは、こうしたウェスティンのノウハウをこれまで以上に積極的にグアムに導入すると同時に、施設のリノベーションにより顧客満足度を総合的に向上させていく考えだ。

ビジネスパートナーに迷惑をかけないリノベーション

Executive suite, bed room
 リノベーションは今年中にスタート予定で、現在は専属デザイナーにより客室デザインなどが検討されており、7月にはモックアップルームが関係者に公開される運びだ。なお実際のリノベーションに際しては、宿泊客の快適な滞在を損なわない配慮を最大限に優先する方針で、ウェスティンでは「宿泊客はもとより旅行会社などビジネスパートナーに迷惑がかからないよう万全の態勢を取る」と説明している。
 リノベーション計画では客室の改装、20階エグゼクティブフロアー客室のグレードアップ、宴会場のカーペットや壁面などの内装一新を実施する。
 ウェスティン・リゾート・グアムは、一連のリノベーションとサービス強化により、客層ターゲットもワンランク上げ、グアムでも上等なリゾートライフが楽しめる点を市場にアピールすると同時に、ホテルの収益性の向上も図りたい考えだ。

インセンティブもアイデアと機動力で差別化

 インセンティブや団体旅行の受け入れに関しても、ウェスティンならではのノウハウを発揮して、より高度な要求にも対応していく。他にないアイデアで一味違ったテーマパーティーを演出するノウハウや、短い時間で準備を整える機動力はウェスティン・リゾート・グアムの持ち味。実際に今年始めに、SARS騒動で急遽目的地をアジアからグアムに変更した220人規模のインセンティブグループを、1カ月に満たない準備期間で受け入れ、キャンドルを多用したエレガントなテーマパーティーを成功させた実績もある。こうしたノウハウの蓄積に加え、新たなコンピュータソフトの導入により、宴会場のセッティングやフロアプランの説明をオーガナイザーのリクエストに応じて詳細にビジュアルプレゼンテーションできる資料をすぐに用意できるようにするなど、旅行会社のセールスを助ける態勢も整えている。

ウェスティン・ブランドとしての約束を果たす

(イメージ)
 今年2月でホテル開業後丸7年が経過したウェスティン・リゾート・グアムは、品質向上こそが、台風などでダメージを被ったグアムのイメージ回復と需要の再喚起につながると見ており、「施設、サービス、アメニティー、料金の全ての面でワンランク上の差別化を行う。その前提となるリノベーションを今年始める」(土肥敏郎営業部長)と意気込みを表す。
 また「顧客がウェスティン・ブランドに何を求めているかを的確に把握し、顧客に約束したブランド・プロミスを果たすことで満足度を高め、パワー・オブ・ブランドをさらに強化していきたい」(同)としている。