グアムを選んで大正解!

 2004年に入り、読売ジャイアンツがレオパレスリゾート・グアムでキャンプを行ったことなどにより、グアムのスポーツツーリズムは確実に認知度が上がり、大きな成長を見せている。サッカー・Jリーグのクラブもキャンプ地にグアムを選択しており、東京ヴェルディ1969もその一つだ。そこで本紙では、東京ヴェルディ1969のチーム編成部チーフの加藤善之氏に、「なぜグアムをキャンプ地に選定したか」「グアムキャンプの感想」などを伺った。これにより、グアムがスポーツ合宿において優れていることなどを探ってみたい。(写真提供:株式会社日本テレビフットボールクラブ)

■今回のキャンプの内容は

 今回のキャンプは、2月9日から19日までレオパレスリゾート・グアムで実施しました。合宿の内容としては、シーズンが始まる前の準備のキャンプで、コンディショニングのため、チームのコンセプトのベースを作るキャンプとなりました。新しいチームとなるので、合宿を通してコミュニケーションを図る必要がありました。

■グアムをキャンプ地に選択した理由は



 まず、気候が暖かく安定していることが利点です。寒いところだと、身体が固まってしまい、ケガをしやすくなります。25℃前後がトレーニングしやすい環境といえます。
 それと、日本との時差がないことは、身体に負担をかけません。距離が国内と変わらないことも、非常にメリットとなります。これまではオーストラリアで行ってきましたが、気候的には良いが、移動時間の面で問題がありました。また、グアム空港からキャンプ地までの移動に時間がかからないこともメリットとなりました。
 また、日本からの距離が近いことは、コストの面でもメリットとなります。日本で行うよりも若干安く済み、且つハードは日本国内と変わらない環境が整い、暖かい気候ということで、キャンプには適しているのではないでしょうか。

■施設面では

 施設は機能的で、一定以上のものは備わっていました。またプール、トレーニングジムなどの施設も、コンパクトかつ機能的でした。練習終了後、クールダウンを兼ねてプールを利用しました。高くなっている体温を水に浸かることで冷やし、全員のんびりとつかり、疲労を取り除きました。スポーツクラブは、機材も揃った、非常に整備された、贅沢な空間でありました。
 宿泊施設も隣接しているので、管理の面では非常に行いやすいです。食事面は、事前にメニューをアレンジしてもらっていたので、問題はありませんでした。
 さらに、日本語が通じることが、コミュニケーション面でのストレスを感じなくて済み、非常に効果的でした。

■今後の課題となる点は

 グアム代表、コンサドーレ札幌と練習試合を行いましたが、練習試合の相手が少ないことは、実践的なものを作るには足かせとなります。3−4チーム受け入れられる態勢となるとよりよいと思います。
 南米出身の選手のビザ取得手続きが繁雑であったことも問題でした。

■オフの時間は

 オフの日は、ゴルフコースを回った選手、ビーチへ行き、日が暮れるまでのんびりしてきた選手、ショッピングを楽しんだ選手、それぞれの過ごし方でグアムを満喫しました。気晴らしするには、グアムは最高の環境といえるでしょう。

■グアムキャンプの成果は

 アルディレス監督が、キャンプ前に目標と掲げていた、「フィジカル面での能力向上、選手・スタッフが10日間にわたって一緒に住むことによって連帯意識を高めていく」ことは達成できたのではないでしょうか。
 リーグ戦を前に選手たちが、ピッチ内でのコミュニケーションはもちろん、様々な日常生活を共に行うことで、より一層連帯感を高め、チームとして一体となるためにも重要な意味をもつものとなりました。
 また、キャンプ中、同じレオパレスリゾート・グアムではソフトボール女子日本代表、水泳日本代表の選手たちも強化キャンプを行っていましたた。種目は違うが、そうしたトップアスリート達と一緒に汗を流したことは選手・スタッフに大きな影響を与えました。今後、より一層成長する要因となるでしょう。




グアムで国際テニスオープンを開催

 ヒルトングアムリゾート&スパは、グアム政府観光局(GVB)およびグアムテニス協会と協力して、第1回アニュアル・グアム・インターナショナル・テニス・オープンを5月に開催する。ヒルトングアムリゾート&スパはこれまで、リゾート内の5面のコートを利用して、同リゾート主催のローカルトーナメントを毎回開催していたが、今回よりGVBなどとの協力、コンチネンタル航空などの企業のスポンサリングにより、グアム全体でのテニストーナメントと位置づけていくとしている。
 テニスオープンでは、4月29日−5月2日の間は、初級・初中級レベル、中級レベル、ジュニアの各男子・女子・ミックスの試合が、5月6日−5月9日の間は上級レベルの男子・女子・ミックス、また45歳以上、55歳以上の年齢別の試合が予定されている。
 さらに、5月13日−5月16日の3日間は、グアムの各優勝者、各国から参加のトップレベルの学生選手、セミプロレベルの選手が競い合う、男子シングル&ダブルス・女子シングル&ダブルス・ミックスダブルスが、インターナショナルオープンとして開催される。なお、男子シングルおよび女子シングルの優勝者には1000ドルが賞金として贈られ、そのほかトーナメント優勝者にも賞金または商品が贈られる。
 ヒルトングアムリゾート&スパ総支配人のマンフレッド・ピーパー氏は、「トーナメントは年々各国からの参加者が増えてきており、ホテル主催のトーナメントというよりグアム全体のためのイベントになってきている」とコメントしている。グアムでは、今回のインターナショナルテニスオープンについて、プロテニストーナメントのA.T.P.アジア・サーキットをグアムで開催するためのステップとしたい意向だ。

第2回グアム知事杯
女子ゴルフトーナメント開催

 グアム政府観光局は、2月28日から3月1日までの3日間、ゴルフを通じてグアムの大自然とその魅力を体験してもらうことを主旨に「第2回グアム知事杯女子ゴルフトーナメント」をレオパレスリゾート・カントリークラブにて開催した。
 2回目となる同大会は、2月28日、29日の女子ゴルフトーナメントと3月1日のプロアマトーナメントの3日間にわたり実施され、両トーナメントを充実した内容のうちに閉幕した。
 トーナメントは、プレーオフの末、茂木宏美プロ(赤城CC)が優勝した。茂木プロは、初日は4アンダーで首位だったが、最終日、天候のくずれた最終のBコースで4オーバーとスコアを落とし、2日間合計をイーブンパーで終了。一方、初日を1アンダー3位タイで終了した小倉由子プロ(富士C富岡C)は、最終日、我慢のゴルフを展開。1オーバーの73でまわり、こちらも2日間合計イーブンパーでラウンドを終了。小倉プロはサドンデスが待っているとは知らず、宿舎へ帰りかけていたところを引き返して、サドンデスへ。
 Bコース9番ホール・パー4でのサドンデス。両者パーオンするも、小倉プロは積極的に狙ったバーディーパットがおしくも外れ、返しも外しての3パット・ボギーとなる一方、茂木プロはパーで終了し優勝、小倉プロは2位という結果に終わった。
 グアム政府観光局のアルバート・ラモレナ局長より優勝賞金100万円を渡された茂木プロは、「毎年練習がしづらい冬の時期に、このような機会はとても嬉しい。100人の参加者の中で優勝できたことも今後のゴルフ人生の大きなプラスになる」とコメントした。
 グアム政府観光局では、多くの人にグアムでのゴルフの魅力を知ってもらうため、来年はより多くのプロを招待し、内容も充実させた形でトーナメントを実施する予定だ。





 全日本ゴルフ練習場連盟(JGRA)公認インストラクターで、ゴルフスクール「Can do」を開校している田中あつこ氏は、“自然・健康・美”をテーマとして、グアムでのゴルフキャンプ活動を年数回実施している。
 田中氏は、「ゴルフ上達の秘訣は自然との調和。自然と仲良く、自然と友達になること」とし、「短期間でゴルフが上達する空気と自然がグアムにはたくさんある」と語る。「例えばスコールのような日本ではないような天候に遭遇した時。日本でゴルフをする場合、キャディに頼ったり、プレーをやめてしまったりするが、グアムでは大雨の中でもゴルフを楽しんでしまう」といい、自分自身で自然との調和を考えてプレーするようになるという。これが、グアムから戻ってきてからの練習が、風など常に自然を意識したプレーに変わり、気付けばゴルフが上達しているという。また、「基本的には遊びに行っており、絶対的にそれがなければ成功しないはず」と語る。「ジャングルにボールを打ち込んでも怒った人は1人もいない。海に飛ばしても怒った人は1人もいない。みんなボールを無くしたのに大笑い。なんどでも“挑戦してやる”と言っているうちに、ボールはどんどんジャングルへ。でも笑っている。大人のそんな無邪気な姿は日本では見られない。グアムでゴルフをすると、なぜかこんな風になってしまう」といい、本来の自分に素直になって、子供にかえってしまう自分の再発見ができるのが、グアムでのゴルフの良さだという。
 田中氏は、ゴルフレッスンとあわせて、“元気は身体と心の健康から”をテーマに、ボディマッサージ、リフレクソロジー、アロマセラピー、フェイシャルケアのスタッフとともに「ボディケアーアドバイザー」としても活動を行っている。田中氏は、「ボディケアの面でグアムの気候は最適」と語る。「ゴルフは、他のスポーツとは違い、準備運動をしないで“よーいドン”で始める習慣がある。日本の習慣としては、朝早く起きて、車を1−2時間飛ばしてゴルフ場に着き、さあ8時のスタートというと、ティーグラウンドに立って、いきなり打ち始める。これは、ほかのスポーツでは考えられないこと。必ずほかのスポーツでは、準備運動をして、身体を温めてから競技をするという態勢に入るが、ゴルフをするときはスポーツとして認識していないお客が多いので、ケガにつながってしまうケースが多い。しかし、それがグアムに行けば、気温で身体が温まった状態から始められる。血液が循環した、身体によい状態に自然と持っていってくれるグアムは、ボディケアの面でもゴルフに適している」と語っている。