マジックがメインのサンドキャッスル・サイパン独自のエンターテイメント
 「サンドキャッスル」と聞いてグアム最大のナイト・エンターテイメント施設を思い浮かべる旅行者も多いと思うが、2002年サイパンにオープンした「サンドキャッスル・サイパン」はまた一味違ったエンターテイメントの世界を展開している。ショーの内容も施設等のハード面でもサイパンならではの独自性を追求し、訪れた旅行者に「グアムとは違った感動」を与えている。もちろん本場ラスベガスで鍛えられた本格派エンターテイメントである点は共通だ。


観客参加型のアットホームなマジックも好評

 サンドキャッスル・サイパンがハイアット・リージェンシー・サイパンの一角にオープンしたのが2002年5月。もともとナイト・エンターテイメントがやや弱かったサイパンで、サンドキャッスルへの期待は高かっただけに、開業以来わずか1年半の間にサイパンのナイト・エンターテイメントの中核としての評価を高めている。
サンドキャッスル・サイパンの最大の特徴はマジック主体のステージで、グアムのサンドキャッスルとは違ったタイプのエンターテイメントを提供していること。
ステージを務めるイリュージョン・マスターのアンソニー・リード氏は、本場ラスベガスのマジック・ショーで腕を磨き、テレビの全米ネットNBCでもその腕前を披露したことがある人気マジシャン。彼のステージはスペクタクルに満ちたラスベガス・スタイルの華やかなマジック・イリュージョンが基本ではあるが、お年寄りから子供まで、ファミリーにおいても年代に関係なく楽しめるアットホームで親近感のあるショー構成となっている。例えば観客参加型のマジックをいくつか取り入れ、実際に子供の観客を宙に浮かせるマジックをしたり、自らステージを降りて観客のテーブルを回ってマジックを披露したりもする。
 “イケメン”でもあるアンソニー氏お目当てでリピーターになる女性旅行者もいるとのことだが、ステージ上での親しみやすいキャラクターも人気の理由となっているようだ。
 親しみやすく、なおかつ迫力あるステージを可能にしているもう一つの理由がサンドキャッスル・サイパンの施設の規模とのバランスの良さ。客席数は260席と大きすぎることなく、観客席とステージとが一体になれる。ステージと観客席の距離が近いため、臨場感もたっぷりだ。さらにリピーターの鑑賞にも堪えられるように、2,3カ月ごとに新しい演し物を取り入れ、プログラムの新鮮さを保つように努めている。
 もちろんサンドキャッスル・グアムと共通する魅力も数多くあり、本場ラスベガスから連れてくるダンサーたちや、ライティング・スタッフ、照明技術、音響技術のレベルの高さは折り紙付き。サンドキャッスル名物のホワイト・タイガーも、もちろんステージに登場する。

ハイアットの一流シェフが腕を振るうメニューも魅力

 ステージ上のショーと共にサンドキャッスル・サイパンの大きな魅力となっているのがハイアット・リージェンシー・サイパンのシェフが腕を振るうディナーショーのメニュー。サイパンで最高レベルのグルメを提供できるシェフたちの手による豪華メニューは、新鮮なサラダ、温かいスープ、好みに応じてチョイスできるメインディッシュ、デザートと続くフルコースの構成。メインディッシュはシーフード(ロブスターテール)、テンダーロインステーキのいずれか、またはシーフード&ステーキの両方(追加料金$15)の中から選択できる。追加料金でワインやその他の飲み物も楽しめる。このほか「お子様用メニュー」として、スープが付いたハンバーガーやフライドチキンなども用意されている。
 ショーは毎晩2回(木曜は休館)上演され、ディナーショー($95)かカクテルショー($65)を楽しめる。ディナーショーは夕方5:20pm〜5:50pmの間にサンドキャッスルからの無料送迎バスが主要ホテルを回り、6:00pm〜7:30pmがディナー・タイム。その後、7:30pm〜8:30pnの約1時間にわたりショーパフォーマンスを楽しむ。カクテルショーは同様に8:20pm〜8:50pmの間に出迎えがあり、9:00pm〜9:30pmに飲み物のサービスがあり、9:30pm〜10:30pmがショータイムとなる。
 カクテルショーはサイパンのナイト・エンターテイメントとしては最も夜遅くまで楽しめるものの一つ。サンドキャッスル・サイパンができるまでは、ディナーを楽しんだ後の時間は、ホテルのバーなどで過ごすくらいしか選択肢がなかったが、サンドキャッスル・サイパンのオープン以降は、カクテルショーでマジック・イリュージョンを楽しむ選択肢が増えたわけだ。特に女性・ファミリーにとっては、送迎付きなので、夜でも安心して楽しめる。

インセンティブや教育旅行には貸切り対応も

 サンドキャッスル・サイパンでは260名までの団体も受け入れており、施設の貸切りも可能。バーベキュー・パーティーなどと異なり、空模様に左右されない全天候型の屋内エンターテイメントである点も、スケジュールの変更が好ましくない団体旅行に適している。
 例えば会社の記念行事やインセンティブ旅行でサイパンを訪れ、表彰式とディナーショーを組み合わせたり、社員慰安旅行でカクテルショーを楽しんだりといった利用が考えられる。セミナーや、映像を使ったプレゼンテーション、その他会社行事や団体行事でのステージ使用も可能。もともとラスベガス・スタイルの華やかなマジック・イリュージョン用に設備・機器が用意されているため、コンピュータ制御の凝った照明演出やスモークなどもお手の物で、社員旅行やインセンティブのイベントを盛り上げる演出力も十分だ。
 修学旅行などの教育旅行にも対応している。施設は通常は夜のみ公演となるため、昼間の会場使用が可能で、特別に昼間にランチとショーを組み合わせたプログラムを用意することもできる。その場合は食事の内容もディナー用とは別のランチ用メニューを提供する。メニューの内容は予算に応じてアレンジできる。

ウェディングパッケージやファミリーパッケージも用意

 ハネムーナーやサイパンでの挙式カップルのための「ウェディングパッケージ」も設定している。例えば新郎・新婦が挙式への列席を感謝して親戚一同をもてなすような場合には、ディナーショーなら6名につき1名無料、カクテルショーなら6名につき2名無料のサービスが大きなメリットになる。カクテルショーで12名参加なら4名分が無料になる計算だ。また同パッケージでは新郎・新婦にはVIP用ブースシートをアレンジし、テーブルフラワーのサービスも用意している。さらにショーの途中で出演者が新郎・新婦に祝福する演出もある。
 ファミリー旅行者には「2+2ファミリーパッケージ」と「3世代ファミリーパッケージ」を用意している。「2+2ファミリーパッケージ」は、大人2人と子供2人で$230の割引料金となっている。通常は大人($95)2人分と子供($80)2人分で合計$270なので、$40の割引となる。また子供が3人の場合は子供1人$40の割引料金で追加できる。つまり、大人2名・子供3名の5人家族なら、通常料金で利用した場合に比較して実質的に子供1人分が無料になる。さらに、子供1人$40の追加料金が、夏休みや春休みなどの学校休みの期間中は半額の$20になるキャンペーンも実施しており、来年も継続する予定だ。
 「3世代ファミリーパッケージ」は、“おじいちゃん”や“おばあちゃん”の同行を想定した大人3人・子供2人用のパッケージで料金は$295。大人3人・子供2人の通常料金は$365で、$70の割引となる。同パッケージは大人3人・子供1人のファミリーが利用することもでき、パッケージ料金は同額だが、それでも通常料金と比較すれば$30の割引となる。また両親2人と子供3人のファミリーでも、例えば子供のうち1人が大人料金適用の年齢(12歳以上)であれば、大人3人・子供2人と見なされるため「3世代ファミリーパッケージ」を利用できる。
 基本は同じ「サンドキャッスル」ではあるものの、グアムとは一味違う別物の魅力を備えたサンドキャッスル・サイパンは、ミクロネシアを訪れる旅行者の期待を決して裏切らないナイト・エンターテイメント施設として定着しつつある。


サンドキャッスル
http://www.sandcastle.jp