タヒチ観光局では、人気のボラボラ島以外の島々についても露出を強化したい考え。こうした島々は「多彩なアクティビティーが楽しめ、まさに隠れた魅力を持っている"Hidden Paradise"だ」(塩澤氏)であり、タヒチならではの歴史や文化、そして自然が楽しめる場所。その魅力はハネムーナーだけではなく、アクティブ・シニア層にとっても新鮮に映るだろう。ここでは、そんな魅力ある"Hidden Paradise"のいくつかを紹介していきたい。
タヒチ観光大臣
テヴァ・ローフリッチ
タヒチ観光局総局長
ダニー・パネロ

南太平洋で最も美しい楽園タヒチとその島々HIDDEN PARADISEをご支援下さり誠に有難うございます。多くの日本の方々をタヒチにお迎え出来ますことは私共の大きな喜びです。
 ライアテア島は、ボラボラ島やタハア島、フアヒネ島などで構成されるソシエテ諸島の中心地。そのため港には商店が建ち並び、賑わいを見せる。現在もこのエリアの中心となっているライアテア島だが、かつては古代ポリネシアの発祥の地、そして政治・文化の中心地でもあった。その勢力は遠くニュージーランドにまで及び、一大王国を築いた名残として、マラエ(神殿)がこの島には数多く残る。それらを巡るツアーに参加したり、家族経営の黒蝶真珠工場を覗いたり、また山に登れば近隣の島々を見渡すことができる。ライアテア島には手頃なリゾートホテルやペンションがあり、気軽に滞在することができる。
 タハア島は、ライアテア島のすぐ北に位置し、島のまわりに広がる環礁はライアテア島から続くもの。ひとつの大きな環礁の輪の中にライアテア島とタハア島が並んでいる格好だ。タハア島の名産はバニラ。バニラのプランテーションへ行けばその甘い香りが漂ってくるだろう。タハア島には空港がないため、訪れる観光客はまばら。それが逆に「穴場」として人気を集めている。「ル・タハア・プライベートアイランド&スパ」などの高級リゾートもあり、その水上バンガローからは遠くボラボラ島の険しい山々を望むことができる。
 フアヒネ島は、ライアテア・タハア島の東に位置する島だ。まずこの島を訪れて感じるのは、その緑の豊かさ。どこか穏やかなその風景は、女性的な印象を受ける。島内を散策すれば、肥沃な土壌で育ったスイカやメロンなどの豊富な果物を目にすることができるだろう。そんなフアヒネ島では、手軽にエコツアーを楽しむことができる。手つかずの自然が残った植物園やプランテーション、また絶景を眺めながら、この島の豊かな自然に触れることができる。豊かな緑の中を突き進む4WDによるサファリツアーも人気だ。もちろん他島同様、多彩なマリンアクティビティーも楽しむことができる。宿泊施設についても、「ソフィテル・ヘイヴァ」や「テ・ティアレ・ビーチ・リゾート」などの水上バンガローのある高級リゾートをはじめ、ペンションなど多彩なバリエーションが揃う。
 タヒチ島の北に位置するツアモツ諸島は、広さ2万平方キロメートルを超える広大な海域に76の島や環礁が点在する、ポリネシアでも最大の群島として知られる。ツアモツ諸島の魅力はなんといってもその環礁の美しさ。そしてその美しさから、ダイビングの聖地として知られている。ツアモツ諸島の中でも、世界で2番目の大きさを誇る環礁から成るランギロア島をはじめとして、ティケハウ島やマニヒ島、ファカラバ島などには、高級リゾートもあり、ボラボラ島の滞在とはひと味違った優雅なバカンスを楽しむことができる。もちろん「聖地」でのダイビングや豊富に揃ったマリン・アクティビティーでその海と環礁の美しさを満喫するのもいいだろう。
 ツアモツ諸島からさらに北上するとマルケサス諸島が広がる。険しい山々と断崖絶壁が印象的な火山列島で、近海に寒流が流れているため、環礁がなく、他のタヒチの島々とは趣を異にする。そんな荒々しい自然があの画家ゴーギャンを魅了した。ヒヴァオア島には彼の墓が残っている。






基本情報
 位  置
東京から南東に約9500キロ、ハワイの南方約4000キロの南半球に位置。およそ118の島々がヨーロッパ全土(ロシア除く)に相当する広大な海域に点在し、総面積は約4000平方キロで埼玉県ほどの面積に相当する。
 アクセス
成田、関空からパペーテへはエア タヒチ ヌイの直行便でで約11時間半。ボラボラ島などの各島へはパペーテからエア・タヒチのフライトが運航。
 時 差
ハワイと同じで日本より19時間遅い(5時間早いが日付は1日前に戻る)。
 気 候
年間通じて旅行に適した常夏の気候。日中は20〜30℃、夜間は貿易風が吹き、心地よい。海水温度は25〜26℃で一年中泳ぐことができる。
 通 貨
フレンチ・パシフィック・フラン(CFP)で、1CFPは1.3円程度(2004年1月現在)。日本円の現金は、銀行やホテルで簡単に両替できる。大きなホテルや店舗、レストランではクレジット・カードによる支払いも可能。
  
公用語はフランス語とタヒチ語になるが、ホテルやレストラン、お店などでは英語が一般的に通じる。

 タヒチはカップルやハネムーナー向けのデスティネーションと捉えがちだが、必ずしもそうではない。例えば移動手段と宿泊が一緒になったクルーズは、移動がいらない点でシニア層に充分アピールできる旅行素材となる。またクルーズ船を貸し切ってインセンティブなどの団体に利用することもできる。
 タヒチ観光局では、さらなる需要拡大を目指して、これまで主流のカップル層やハネムーナー、若いOL層に加え、「アクティブ・シニア層やインセンティブなどの団体マーケットについてもターゲットにしていきたい」(タヒチ観光局日本支局長塩澤楯雄氏)とあるように、新しいマーケットに対しても、タヒチの魅力を積極的にアピールしていく意向。
 具体的には、まずアクティブ・シニア層に対しては、タヒチ島またはタヒチ島・モーレア島などの「モノデス」商品やタヒチの歴史や文化、自然などをテーマにした体験型のアクティビティーを積極的に紹介する考え。また団体需要向けには、先頃開催された初の「タヒチ日本祭り」などにみられる団体誘致をシーズンオフとなる時期を中心に積極的に図っていく。



 4月20日からエア タヒチ ヌイと日本航空がコードシェア便の運航をスタートする。現在エア タヒチ ヌイが運航している成田、関空―パペーテ間の週3便のフライトがコードシェア対象となり、タヒチへのさらなる旅行需要拡大につながるものとして期待されている。
 エア タヒチ ヌイ副社長、日本・韓国支社長加藤隆宏氏は「今年は、1-3月の輸送状況で見ると、一昨年の2002年とほぼ同様のレベルで推移している」と語り、好調ぶりをアピール。さらに「今年は昨年比で2割増の集客を目指していきたい。さらなる需要促進に向けた取り組みとして、シニア層やインセンティブを含めた小グループのマーケットを積極的に取り込んでいきたい」と述べ、需要拡大に向けた取り組みを積極的に進める意向を示している。
 同社の日本路線は、前述の通り週3便。うち週2便は成田―パペーテ間を、また週1便はパペーテ→成田→関空→パペーテ間を運航する。運航曜日は成田発が毎週月・土曜(パペーテ直行)・火(関空経由パペーテ行き)、関空発が毎週火曜、パペーテ発は毎週月(成田・関空行き)、金・日曜(成田行き)。使用機材はエアバスA340-300型機で、座席数は、フルフラットシートのファーストクラス(ポエラヴァ・ファースト)が6席、ビジネスクラス(ポエラヴァ・ビジネス)が24席、エコノミークラス(モアナクラス)が264席の計294席となっている。
 客室乗務員のフレンドリーなサービスも自慢。また各便には日本人客室乗務員が3名乗務しており、言葉の心配も要らない。さらにエコノミークラスを含む全席に個人用モニタを搭載、映画や音楽、ゲームなど、豊富なプログラムを用意したエンターテイメント・システムが全座席で楽しめるのもうれしい。