平成13年2月19日付 日刊旅行通信掲載

扇国土交通相、国際化へ「まず第一歩踏めた」
 羽田国際チャーター便記念行事を開催

 羽田空港からの国際チャーター運航開始に伴い16日、国内航空3社主催による記念行事が羽田空港中央ガレリア2階で20時30分から開催された。主催者を代表して、第一便をサイパンへ運航する日本エアシステムの舩曳寛眞社長が冒頭、「深夜に行って早朝帰って来れるという時間の効率のいい旅行ができるようになって、座席は全て販売と同時に満席となった。いかにこのプロジェクトに利用者、国民が期待しているかを示しているものだと思う。21世紀に明るい話題を提供して下さった扇大臣、国土交通省関係者の方々の皆様の努力に感謝するとともに、CIQ関係者、周辺住民の皆様にも感謝申し上げている」と挨拶した。
 引き続き、扇千景国土交通相は「21世紀は国民の皆様に答えるべく努力するのが大事だ。まだまだ回数は少なく、しかも深夜11時から5時までに限定されている。物検疫、動物検疫などCIQ業務もあって、これは各省庁にかかっているため人員不足で要望に答える体制になっていないが、まず第一歩を踏み出すことができた。また座席は販売と同時に申し込みで一杯となり、今日はフルで皆さん目的地へ飛ぶと聞いている。早朝に戻って悠々お仕事へ行けるという、21世紀は楽しい時代になった。皆さんには旅行を楽しんできていただきたい」と述べ、一般見学者等からも拍手喝采を浴びた。
 その後、航空各社が旅客を代表して藤田陽祐さん(JAS)、児玉明子さん(JAL)、平将明さん(ANA)の3人へ花束を贈呈した後、扇大臣、航空3社社長、西野善雄大田区長、藤本博毅東京国際空港長がテープカットを行い、終了した。

JTBとANAが羽田チャーターでセレモニー

 また、記念行事終了後、JTBと全日空(ANA)はANAのカウンター前でチャーター便の就航を記念して、セレモニーを開催した。セレモニーで、ANAの東園基宏常務取締役東日本カンパニー長は「当社は10数年前から羽田国際化に全社一丸で取り組んできた。大田区の要望で御神輿チャーターを運航したのがつい昨日のことのようで、また東京商工会議所大田支部も当社便でグアムへ旅行したこともあって、今日を迎えられたことは感慨無量だ。JTBの絶大なるご支援を得て、満員にしていただくことができたが、今後とも羽田発国際チャーターを拡大すべく、関係者の方々のご支援ご協力をお願いしたい」と挨拶した。
引き続き、JTBの小林清常務取締役首都圏営業本部長は「羽田空港の国際線利用の扉は開かれた。年間1700万人が海外旅行に行く時代だが、首都圏が空港に一番遠い格好になっている。チャーターを契機に羽田空港の利便性が向上すれば、旅行業界としても大いに喜ぶべきことになる。また、今回のチャーター便については大田区長、ANAに感謝申し上げたい」と語った。
 なお、同日は23時から日本エアシステムのサイパン行き第一便に引き続き、アシアナ航空、大韓航空が済州島へ、日本航空、全日空がホノルルへ飛び立った。


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