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3種類のバオバブ
アンタナナリボから空路で1時間弱のモロンダバは、サンテグジュペリの小説『星の王子様』に登場するバオバブの木の群生地として知られる。
バオバブはアフリカやオーストラリアの一部に生息する希少な植物で、全部で7種あり、全種が生息するのはマダガスカルだけ。そのうち3種をムロンダバで見ることができる。
コブ牛が草を食む牧草地帯を車で走っていくと両側にポツポツ現れ、やがて並木となるのがグランディディエリ・バオバブ。高さ10m前後もある巨木だ。昼間見るバオバブ並木もいいが、夕日をバックにしたバオバブは影絵のようで美しく、観光客の撮影スポットとして人気が高い。
バオバブ名所は他に2つあり、1つは「双子バオバブ」。1本の木が途中で2つの幹に分かれている。もう1つは「愛し合うバオバブ」。フニー・バオバブという種類で、2本の幹が抱き合っているように見える。独身者はここで恋の願い事をすると叶うそうだ。
バオバブはマダガスカル語で「レナラ」。500年以上の樹齢をもつ。この地方に住むサカラバ族はバオバブを死者の魂が戻ってくる場所と考え、決して伐採しないのだ。ところで、3種のうちの残りのザア・バオバブも途中で見られるが、モロンダバからマハブの間に群生する場所がある。時間があれば寄ってみてもよいだろう。
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